ハナダイモリ |
ハナダイモリ(Cynops cyanurus ) 中国の貴州省、雲南省に分布する。 貴州省の(C.c cyanurus)雲南省の(C.c yunnanensis)の2亜種が知られる。 背面はアカハラのように黒くは無く緑灰色で眼下にワンポイントの オレンジスポットが入る個体が多い。 基本的に水棲種であり習性はアカハライモリとさほど変わらない。 2005年が初入荷だろうか?割と大量に出回った様子。 シナイモリ以外のCynopsが入荷するのは珍しく、初入荷とあって高額だったがそれほどCynops愛好家がいるとも思えないので次回の入荷は不明。 飼育、繁殖はさほど難しくは無いがアカハライモリ同様、幼体は陸棲へと 生活の場を変化させ、なおかつ変態直後の幼体は小さいので手はかかる。 画像はメス。 |
婚姻色の出たオス 繁殖期にはBluetailed newtの英名通り尾が鮮やかな青となる。国産アカハライモリと比べるとより青白く尾の上下がオレンジ色で縁取られている。 求愛行動はアカハラと同じく尾を振るわせソデフリンといわれるフェロモンを出す。 |
ハナダイモリ幼生 (画像提供Tim johnson氏) | ハナダイモリ幼体 |
腹部が赤い個体群と黄色い個体群 いずれも貴州省産 (画像提供Tim johnson氏) |
飼育1例 アカハライモリと変わりなく飼えるが標高の高い個体群もあるのでなるべく涼しい(20℃前後)水温が望ましい。 プラケース等でイモリを飼育している人も多いが大型水槽で20cmほど水深をとった飼育の方が繁殖に成功する確率は数倍高くなる。本種は小型なので60cm水槽に2ペアぐらいでも可。陸場にはあまり上がらないが体調管理には必要。エアレーションは強く無ければあるほうがいい。 餌はアカハラ同様、イトメから冷凍赤虫など何でも食べる。 |
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